岩手医科大学
救急・災害・総合医学講座
岩手県高度救命救急センター
Iwate Medical University
Emergency and Critical care Center
救急ナーススタッフ
岩手の救急医療を担う最後の砦「高度救命救急センター」
概要/特長
24時間体制で患者さんを受け入れる「高度救命救急センター」は、看護スタッフ52名で、三次外来と2階病室勤務を担っています。医師をはじめCE、救急事務室、診療放射線技師のスタッフの皆さんと協力し、万全の体制で臨めるように日夜取り組んでいます。平成23年5月には、岩手県ドクターヘリの拠点病院としてフライトナースが誕生し、「いち早い現場での医療活動で命を救う」空の医療に臨んでいます。災害発生時の初期活動の中心となるDMAT隊員は、定期的な訓練活動に参加し、スキルアップを図っています。
取り組み内容 / 目標
看護部の目標である「優しさと思いやりの心、倫理観をもって質の高い看護を提供する」を目標に、救急患者さんの特殊性ともいえる予期せぬ発症・入院・生命の危機状態におかれた患者さんやご家族の立場を考えた行動ができる看護師を目指し、円滑なコミュニケーション、お互いを尊重した行動ができるように努力しています。医師と合同で開催される症例検討会、安全な医療の提供を目標としたミーティングの定期開催を通じ、学びを深めるとともにチームワークの結束を図り、「患者さんやご家族が満足できる医療の提供」に真摯に取り組んでいます。
EICU
患者さんに高度で円滑な治療を提供 心身の回復のためのケアを
概要/特長
内科、外科系、小児などすべての患者さんを対象に治療・看護を行っています。その対象は大手術後、急性心不全、重篤な代謝障害、意識障害、心肺蘇生後などの重症患者さんであり、院内外の重症患者さんを受け入れ全身管理を行っています。
取り組み内容 / 目標
治療が円滑に行われるよう医師や臨床工学技士、他部門と協働するとともに、患者さんの心身の回復のために患者さんに寄り添ったケアを提供できるよう心がけています。また、よりいっそう適切な判断力をもち、病態変化に応じた最適なケアができるよう日々取り組んでいます。
ICU
患者さんの症状に合わせた最良の看護の提供に取り組んでいます
概要/特長
受傷直後の急性期からリハビリテーション期までの幅広い病期、発生機序も内因性から外傷性まで、受傷部位も頭部から四肢未梢まで、様々な疾患や病状の患者さんが入院しています。やさしい医師と素敵な看護スタッフが協働して、チームで献身的な医療・看護を提供しています。大変なことも多い分、やりがいのある病棟です。
取り組み内容 / 目標
ほとんどの患者さんは緊急入院であり、症状が落ち着かず急変する場合も多く、同時に精神的にも大きな苦痛や不安を抱えています。そのため、緊急性を見極めた迅速な対応と、患者さんやご家族の訴えを傾聴し、支援する姿勢を心がけ、少しでも安心して入院生活を送ることができるよう支援しています。
救急臨床工学士スタッフ
西6A病棟
救急放射線技師スタッフ
救急事務スタッフ
高度救急センター事務室は、救急患者の受付は基より、主に次のような業務の管理事務を行っております。①診療報酬業務②カルテ・資料管理③薬物毒物検査室の運営④洋上救急要請業務⑤災害医療派遣チーム(DMAT)の訓練や派遣⑥救命救急士をはじめとする研修生、実習生の受入れ⑦岩手県ドクターヘリの運航管理等。このように時代の変遷、社会情勢の変化に対応するべくセンター長の指揮の下に高度救命救急センターの運営を事務的側面からサポートすることが責務であります。
災害医療センタースタッフ
DMAT統括は当センターで全4人、DMATチームはセンター単独で3チーム、病院全体だと4チーム編成できます。
災害時の緊急医療支援体制を含む総合的地域医療支援体制を拡充・強化するため次の事業に取り組み、全国に発信できる災害時医療支援体制を確立します。
01 災害対応の問題点と情報の収集・検証
02 災害時対応医療人の育成
03 行政・大学・医療機関との有効な連携システムの研究・構築(遠隔医療を含む)